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Safariの「プロファイルでリンクを開く」が機能しない?原因と直し方

Safariの「プロファイルでリンクを開く」は、Safariの外から開いたリンクにだけ、しかもSafariがデフォルトのブラウザのときにだけ適用される、Webサイトごとのルールです。リンクがリダイレクトだったり、サイトが設定されていなかったり、リンクがSafariの中で開かれたりすると、最近使用したプロファイルにフォールバックします。サイトごとのルール1つでは足りないなら、クリック時に尋ねるブラウザピッカーが解決策です。

執筆:Matt Senter(Burlyの開発者) · · 6分で読めます

Matt Senterは、小さなネイティブアプリを設計から開発、リリースまで一人で手がける独立系Mac開発者です。自分のMacでもすべてのリンクを適切なブラウザプロファイルで開くため、ほかのリンクルーターでは扱えないSafariのプロファイルも含めて対応するBurlyを作りました。これらのページは、その実際の利用経験をもとに書いています。

Safariのプロファイルは、Macで仕事とプライベートのブラウジングを分けるための本当に良い方法です。そしてAppleは、その仕上げになりそうな設定を追加しました。「プロファイルでリンクを開く」(Open Links With Profile)です。Webサイトにプロファイルを指定すれば、そのサイトへのリンクはそこで開くはずです。ところが、メールやSlackでリンクをクリックすると、結局Personalで開いてしまいます。

この設定は、たいていは設計どおりに動いています。問題は、その設計が名前から想像するよりも狭いことです。このガイドでは、この設定が実際にカバーする範囲、壊れているように見える7つの理由、確実に効かせるための設定チェックリスト、そしてサイトごとのルールが自分の使い方に合わない場合に使うべきものを紹介します。Safari、Chrome、Firefoxを含む全体像については、Macのブラウザプロファイルガイドをご覧ください。

「プロファイルでリンクを開く」は実際に何をしますか?

WebサイトをSafariのプロファイルに割り当て、ほかのアプリから開いたそのWebサイトへのリンクが、そのプロファイルで開くようにします。それ以外はすべてSafariのデフォルトに従います。Appleはそのデフォルトを、Safariの外からのリンクを「最近使用したプロファイルで」開くと説明しています(Appleサポート)。

Appleは、この機能が「メール、メッセージ、Finder、その他のアプリ内のリンクなど、Safariの外から開いたリンクでのみ機能する」と明記しています。設定はSafari >「設定」>「Webサイト」のサイドバーにある「プロファイルでリンクを開く」項目にあり、送り先のサイトをキーにしています。リンクがどのアプリから来たかに関するルールではなく、プロファイル全体のデフォルトでもありません(Safariユーザガイド)。

それでもリンクが違うSafariプロファイルで開くのはなぜですか?

この設定が「機能しない」という報告のほぼすべては、7つの原因のどれかにたどり着きます。上から順に確認してください。最初のほうほどよくある原因です。

  1. Safariがデフォルトのブラウザではない。この設定が効くのは、macOSがSafariに渡したリンクだけです。Chrome、ほかのブラウザ、リンクルーターがデフォルトなら、Safariはそのクリックを受け取りません。「システム設定」>「デスクトップとDock」>「デフォルトのWebブラウザ」を確認してください。
  2. リンクがリダイレクトや短縮URLになっている。ニュースレター、チャットアプリ、マーケティングメールのリンクは、本物のサイトではなく、トラッキング用のドメインやyoutu.beのような短縮リンクを指していることがよくあります。ルールはリンクの指すサイトと照合されるため、youtube.comのルールではyoutu.beのリンクは捕まえられず、会社のアプリ用のルールでも、それを包むクリック計測用のURLは捕まえられません。
  3. サイトが実際には設定されていない。Appleの手順は、まずWebサイトにアクセスし、それから「設定」>「Webサイト」でそのサイトにプロファイルを選ぶ、という流れです。www.example.comにルールを設定したのにリンクがapp.example.comに向かっている場合は、設定したサイトが、リンクが実際に開くサイトと一致しているか確認してください。
  4. リンクがSafariの中から開かれた。ページ上のリンクのクリックやブックマークを開く操作は、現在のウインドウのプロファイルにとどまります。この設定が管理するのは、メール、メッセージ、Finder、その他のアプリから届くリンクだけです。
  5. ルールを状況によって変えたい。サイトごとのルールでは、「SlackからのGoogleドキュメントはWorkへ、メッセージからのGoogleドキュメントはPersonalへ」とは指定できません。どのアプリから来たかにかかわらず、1つのサイトには1つのプロファイルです。
  6. サイトにルールがなく、最近使用したプロファイルに従っている。設定していないサイトは、すべて前回使用したプロファイルで開きます。直前までPersonalにいたなら、設定していない仕事のリンクはPersonalで開きます。
  7. 送り先がそもそもSafariではない。この設定ではChromeやFirefoxのプロファイルにリンクを送れません。仕事がChromeにあるなら、Safariのどんな設定でもそこには振り分けられません。

「プロファイルでリンクを開く」を正しく設定するには?

サイトを開いたウインドウからサイトごとに設定し、ほかのアプリからテストします。1サイトあたり1分ほどで済むので、何かをインストールする前にやっておく価値があります。

  1. 「システム設定」>「デスクトップとDock」で、SafariをデフォルトのWebブラウザにします。
  2. Safariで、振り分けたいWebサイトに、リンクが指しているのとまったく同じアドレスでアクセスします。
  3. Safari >「設定」を選び、「Webサイト」タブを開いて、サイドバーで「プロファイルでリンクを開く」を選びます。
  4. 一覧からサイトを見つけ、そのポップアップメニューからプロファイルを選びます。
  5. きちんとテストします。Safariの中でクリックするのではなく、リンクをメモやメッセージに貼り付けて、そこでクリックします。
  6. 仕事のリンクが使うドメインごとに繰り返します。リンクが経由する短縮リンクやログインのドメインも含めてください。

あきらめる前の簡単なチェックリスト

それでも設定が期待どおりに動かない場合は、次の4つを確認してください。4つすべてに問題がなければ、設定は役割を果たしており、足りないのは設定内容ではなく設計のほうです。

1つ目に、Safariがデフォルトのブラウザであることを確認します。2つ目に、リンクを一度開いてアドレスバーを見ます。最終的なサイトは設定したサイトですか、それともリダイレクトで変わっていますか。3つ目に、Safariの外でリンクをクリックしたことを確認します。4つ目に、同じサイトを2つの異なるプロファイルで開く必要があるかを考えます。もしあるなら、サイトごとのルールで満足できることはありません。

組み込みの設定で十分なのはどんなときですか?

仕事で使うドメインが少数で変わらず、リンクがそれらのドメインを直接指していて、プロファイルがすべてSafariにあるなら、「プロファイルでリンクを開く」で十分です。ぜひ使ってください。別のアプリは必要ありません。

十分でなくなるのは、リンクがリダイレクトに包まれて届く場合、1つのサイトが日によって違うプロファイルに属する場合、Safariのプロファイルと並んでChromeやFirefoxのプロファイルを使っている場合です。こうしたケースでは、事前に書いたルールよりも、クリックした瞬間に選ぶほうがうまくいきます。

サイトごとのルールに代わる方法は?

クリックの手前にSafariのプロファイル切り替えツールを置き、すべてのリンクで開く場所を尋ねるようにします。Burlyはデフォルトのブラウザになり、どのブラウザよりも先に各リンクを受け取って、すべてのSafariプロファイル、そしてすべてのChromeとFirefoxのプロファイルを、それぞれ独立した送り先として放射状のピッカーに表示します。

Burlyはリンクが解決される前にそれを受け取るので、リダイレクトや短縮リンクは関係ありません。プロファイルを選べば、BurlyがそのプロファイルでURLを開きます。Safariには名前付きのプロファイルを起動する公開された方法がないため、BurlyはmacOSのアクセシビリティAPIを使って、選んだプロファイルに対応するSafari自身の「新規ウインドウ」項目を押し、そのウインドウにリンクを渡します。アクセシビリティの権限が必要で、Safariが起動している必要があるのはそのためです。

  1. Burlyをダウンロードして「アプリケーション」に移動し、macOSに求められたらアクセシビリティを許可します。
  2. 「システム設定」>「デスクトップとDock」で、BurlyをデフォルトのWebブラウザに設定します。「プロファイルでリンクを開く」のルールはそのまま残しておいてかまいません。単に参照されなくなるだけです。
  3. リンクをクリックし、ピッカーからSafariのプロファイルを選ぶか、そのプロファイルのキーを押します。
  4. ほぼすべてのリンクが1つのプロファイルに属するなら、「開く先」でそのプロファイルを固定して「反転」をオンにします。リンクはそこへ直行し、修飾キーを押したときだけピッカーが表示されます。手順は常に1つのブラウザプロファイルでリンクを開くで紹介しています。
クリックしたリンクで花開いたBurlyのピッカー。2つのSafariプロファイルが、ChromeとFirefoxのプロファイルと並んで別々の花びらになっている。
どのサイトでも、クリックごとにSafariのプロファイルを選べます。事前に設定するルールはありません。

要点

「プロファイルでリンクを開く」は、Safariの外からのリンクに対するサイトごとのルールで、Safariがデフォルトのブラウザであり、リンクが設定したサイトを直接指しているときにだけ働きます。丁寧に設定すれば、シンプルなケースはしっかりカバーできます。リダイレクト、状況、ほかのブラウザのプロファイルのせいでそれができないときは、クリックした時点でプロファイルを選びましょう。

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