Burly vs. Velja
Safariのプロファイルにも対応する、無料のVelja代替アプリ
Veljaは$8の優れたリンクルーターです。プロファイルを意識した同じようなリンクの振り分けを無料で使いたい、Safariのプロファイルも送り先として使いたい、カーソルの下に花のように開くピッカーがほしい。そんな方には、Burlyという選択肢をおすすめします。
執筆:Matt Senter(Burlyの開発者)
Matt Senterは、小さなネイティブアプリを設計から開発、リリースまで一人で手がける独立系Mac開発者です。自分のMacでもすべてのリンクを適切なブラウザプロファイルで開くため、ほかのリンクルーターでは扱えないSafariのプロファイルも含めて対応するBurlyを作りました。これらのページは、その実際の利用経験をもとに書いています。
Veljaと主な代替アプリをひと目で比較
| アプリ | 価格 | ブラウザプロファイル | Safariプロファイル | ピッカー |
|---|---|---|---|---|
| Burly | 無料 | ✓ | ✓ | 放射状、カーソルの下 |
| VeljaVeljaのサイト ↗ | $8(買い切り) | ChromiumとFirefox | ✗ | リスト形式のポップアップ |
| ChoosyChoosyのサイト ↗ | $10(買い切り) | Chromiumのみ | ✗ | メニューまたはリスト |
| FinickyFinickyのサイト ↗ | 無料 | ChromeとFirefox | ✗ | ピッカーなし(設定ファイルのみ) |
| OpenInOpenInのサイト ↗ | $11.99(買い切り) | ✓ | ✓ | 選択ダイアログ |

Veljaから乗り換える理由
Veljaの代替アプリを探す人の理由は、ほぼ2つに分かれます。1つ目は$8という価格です。Veljaの価格は妥当ですが、リンクの振り分けはOSがやってくれてもよさそうな機能で、お金を払うのは少し納得がいかない、という声があります。2つ目はSafariです。VeljaはChromiumとFirefoxのプロファイルには振り分けられますが、Safariのプロファイルは指定できません。仕事の環境がSafariのプロファイルにあるなら、Veljaではそこに届きません。Burlyは無料で、Safariのプロファイルも正式な送り先として扱います。乗り換える人の多くがBurlyを選ぶのはそのためです。
BurlyはVeljaの代替アプリとして適していますか?
Veljaの代替アプリを探している理由は、たいてい2つのどちらかです。$8を払わずにプロファイルを意識した振り分けを使いたいか、VeljaではたどりつけないSafariのプロファイルに送りたいか。Burlyはその両方に応えます。無料で、プロファイルを自動で検出し、Safariのプロファイルも正式な送り先として扱います。その代わり、Veljaのルールエンジンと、リンクをネイティブアプリに振り分ける機能は使えません。振り分けをどこまで自動にしたいか、クリックの時点でどこまで自分で選びたいかを考えて判断してください。
VeljaからBurlyへの乗り換え方
- Burlyをダウンロードし、「アプリケーション」にドラッグします。
- 「システム設定」を開き、「デスクトップとDock」でBurlyをデフォルトのWebブラウザに設定します。これでVeljaに代わってBurlyがリンクを受け取るようになります。先にVeljaをアンインストールする必要はありません。
- Burlyはインストール済みのブラウザとそのプロファイルを自動で読み込みます。移行するルールはありません。そもそもルールがないからです。
- 必要なら、各プロファイルに絵文字、色、キーボードのキーを割り当てて、ピッカーを手が覚えるようにしましょう。
手放すもの
乗り換える前に、自動化についてはよく考えてください。Veljaのルールは、ホストやリンク元のアプリに応じて各リンクを黙って振り分けるので、Slackのリンクはあるブラウザへ、Mailのリンクは別のブラウザへと、ピッカーを一切出さずに送れます。Burlyもピッカーを省略できますが、方法は1つだけです。「開く先」で1つのプロファイルを固定し、「反転」をオンにすると、選ぶためのキーを押さない限り、すべてのリンクがそこへ直接送られます。ホストごとやアプリごとのルールはありません。また、Veljaのネイティブアプリへの振り分け(ZoomのリンクがZoomで開かなくなります)と、トラッキングパラメータの除去も失います。振り分けの大半がすでにルールで動いていて、それで満足しているなら、Veljaのほうが適したツールで、乗り換える価値はありません。
Veljaは、Sindre Sorhus氏が開発した、完成度が高く多くのユーザーに愛されているブラウザピッカーです。ホストごと、またはリンク元のアプリごとに設定したルールに従って、リンクを適切なブラウザ、プロファイル、ネイティブアプリに振り分け、その途中でURLからトラッキングパラメータを取り除くこともできます。価格は$8の買い切りで、無料の試用版があります。
Burly vs. Velja: 要点
要点をまとめると、Veljaは自動化で勝ります(ホストごと・アプリごとのルール、ネイティブアプリへの振り分け、トラッキングパラメータの除去)。リンクを黙って振り分けたいなら$8の価値は十分にあります。Burlyは価格、放射状のピッカー、プロファイルごとのホットキー、そしてSafariのプロファイルへの対応で勝ります。ルールを管理するよりクリックの時点で選びたいならBurly、設定したら放っておける振り分けがほしいならVeljaが向いています。
Burly vs. Velja: 機能ごとの比較
| 機能 | Burly | Velja |
|---|---|---|
| 価格 | 無料 | $8(買い切り) |
| リンクを特定のブラウザプロファイルで開く | ✓ | ChromiumとFirefox |
| Safariのプロファイルを指定できる | ✓ | ✗ |
| カーソル位置のピッカー | 放射状、カーソルの下 | リスト形式のポップアップ |
| プロファイルごとのキーボードショートカット | ✓ | プロンプト内の文字キー |
| プロファイルを開くグローバルホットキー(リンク不要) | ✓ | ✗ |
| プロファイルごとの絵文字、アカウント写真、色 | ✓ | ✗ |
| URLごと・リンク元アプリごとのルール | ✗ | ✓ |
| ブラウザだけでなくネイティブアプリでもリンクを開く | ✗ | ✓ |
| URLからトラッキングパラメータを除去 | ✗ | ✓ |
| 完全にローカル、アカウント不要 | ✓ | ✓ |
| ネイティブのmacOSアプリ | ✓ | ✓ |
機能は2026年9月時点のVeljaのサイトで確認しています(最新リリースは2026年10月4日時点で3.2.4)。Veljaの掲載価格はMac App Storeで$8(買い切り)です。
Veljaのほうが適している場合
- Veljaはブラウザ以外にも振り分けられます。たとえばZoomのリンクをWebではなくZoomアプリで開くなど、対応するネイティブアプリへリンクを直接送れます。
- 本格的なルールエンジンを備えています。特定のアプリやホストからのリンクを、ピッカーを挟まずに自動で指定のブラウザで開けます。
- URLからトラッキングパラメータを取り除きます。これはBurlyにはない、プライバシーへの配慮です。
- $8で、長い実績を持つ開発者による、成熟していて頻繁にアップデートされるアプリです。
結論
ルールベースの自動化、ネイティブアプリへの振り分け、トラッキングパラメータの除去がほしいなら、Veljaは$8を払う価値が十分にあります。無料でピッカー中心、Safariのプロファイルを含むすべてのプロファイルを正式な送り先として扱い、放射状のピッカー、プロファイルごとのキー、リンクなしで任意のプロファイルを開けるグローバルホットキーを備えたツールがほしいなら、Burlyを選んでください。
そのほかのVelja代替アプリ
選択肢はBurlyだけではありません。Veljaの代替アプリを幅広く探しているなら、決める前に全体を見ておきたいはずです。Choosyは最も近い置き換え先で、同じく有料で完成度の高いルールエンジンを持ち、条件の指定はVeljaより細かいものの、Safariに対応していない点は同じです。Finickyは、振り分けをクリックで設定する代わりにJavaScriptで書くことに抵抗がなければ、無料の選択肢になります。OpenInは、Veljaの自動化に加えてメール、ファイル、電話番号の振り分けもほしい場合に検討する価値があり、Safariのプロファイルにも対応しています。ブラウザ単位で切り替えるだけなら、Bumprが安価なピッカーです。候補を以下にまとめます。
- Choosy · $10(買い切り)
この分野で最も細かいルールエンジンを$10で。共有メニュー、Handoff、AirDropからの振り分けにも対応。 - Finicky · 無料、オープンソース
無料のオープンソース。ピッカーではなく、JavaScriptの設定ファイルで動きます。 - Browserosaurus · 無料、オープンソース
無料でオープンソースのブラウザピッカー。2025年に開発が終了し、現在はメンテナンスされていません。 - Bumpr · $2.99(買い切り)
ブラウザやメールクライアントは選べるものの、プロファイルは選べない$2.99のピッカー。 - OpenIn · $11.99(買い切り)
リンク、メール、ファイル、電話番号をすべて振り分ける$11.99のユーティリティ。 - BrowserFairy · 無料、Proは年$8.99
ルール中心のランチャー。ChromiumとFirefoxのプロファイルはProで対応、Safariのプロファイルは非対応。 - Open Link Pro · 無料、Proは$19.99(買い切り)
正規表現のルール、トラッカー除去、リンク履歴を備えた有料のブラウザピッカー。ただしプロファイルの記載はなし。
並べて比較したい場合は、比較ページでmacOSのすべてのリンクルーターを1つの表にまとめています。また、Mac用リンクルーターのガイドでは、これらのアプリが何をするのか、どう設定するのかを説明しています。
Veljaの代替アプリ:よくある質問
- 無料のVelja代替アプリはありますか?
- 2つあり、方向性が異なります。Burlyは無料で設定不要、カーソルの位置に放射状のピッカーを表示します。Finickyは無料のオープンソースですが、ピッカーはなく、振り分けをJavaScriptの設定ファイルに記述します。以前はBrowserosaurusが3つ目の無料の選択肢でしたが、2025年に開発が終了し、現在はメンテナンスされていません。
- Veljaでリンクを特定のSafariプロファイルで開けますか?
- いいえ。VeljaはChromiumとFirefoxのプロファイルには振り分けられますが、Safariのプロファイルは送り先として選べません。macOSのリンクルーターの中で、リンクを指定したSafariのプロファイルに送れるのはBurlyとOpenInだけです。
- Burlyを試す前にVeljaをアンインストールする必要はありますか?
- いいえ。macOSはデフォルトのWebブラウザに設定されたアプリにリンクを送るので、「システム設定」の「デスクトップとDock」でBurlyをデフォルトに設定するだけで、Veljaは経路から外れます。Veljaはインストールされたまま何も変わらず、デフォルトを元に戻せば復活します。
